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新潟市秋葉区 A Group of QiGong&Tai chi chuan Circle

太極拳要領how to Tai chi chuan

姿勢の要領

太極拳を練習する上で要求される全身の要領を、頭部から順に解説する。これらの要領は、どれかひとつが欠けても、武術としての技撃力は言うにおよばず、健康法としての効果も期待出来るものではない。

虚嶺頂勁 きょりょうちょうけい
 首すじを真直にのばし、アゴを引き、頭頂で天を押しあげる気持で、頭部を立てる姿勢を示す。
頭のてっぺんに板状の物体を乗せて、それが落ちない様に、頭を垂直に保つ事が望ましい。

二目平視 にもくへいし
 虚領頂勤に伴う姿勢。
両眼は、これを常に水平に並べる。もしも両眼が斜行していては、物体を正確に監視する事が出来ない。即ち虚領頂勤も成立しない。人間の態勢からしても、眼は全身の運動の先導となり全身が動く場合はまず視線が動く方を指し、次に頭部がそれにっれて回転する。全身がそれに随う。
 虚領頂勤、二目平視は即ち、全身が作動する指針である。さらに視線は常に水平に、技の方向、即ち力の働く方向へ注ぐ事が望ましい。この事により、意識を力の働く方向へ集中し、次いで全身を、同方向へみちびく事となる。

沈肩墜肘 ちんけんついちゅう
 両肩は常に円型におとし、決して張り上げてはならない。力は下へ向ける。
いかり肩は、首の動さをにぶらせ、全身の動作までも鈍重にしてしまう。
それに伴い、両の肘も、肘先の延長が常に地面に向かうように心がける。
こうする事により、腕の力のみにたよる事なく、全身の力を無理なく掌に伝える事が出来る。

胸含抜背 がんきょうばっぱい
 腹、胸を外へ張り出す事なく、背すじをなだらかに曲げ、背骨をアーチ状にゆるめる。
背骨、背筋は、全身の主軸であって、これにより全身に無理な引きのばしがなくなる。
軍隊式の「気をつけ」の姿勢の正反対の姿勢。胸を張り出しては、前方へ全身の力を伝える事は出来ず、また機敏に動く事も不可能となる。

尾閭中正 びろちゅうせい
 尾闇とは、尾てい骨の先端。これを真直にたてる姿勢を示す。つまり、腰部、ベルトの線を、横一直線とし、尻をつき出す事なく、肛門が真下、両脚の間を向くようにする姿勢である。尻をつき出した腰は、両脚と背骨が分断され、両脚の力を上肢に伝える事が出来ない。

円とう(月辺に当)えんとう
 両脚の間、股間は円型に保つ。ダムやアーチの型でも、円型が最も強靱である。重量を支える両脚も、股間を円くアーチ状にする事で、大きな重さを支える事が出来る。
膝は鋭角に折り曲げる事なくゆるやかなカーブを描く。
膝関節をきゅうくつに折り曲げると、両脚はもろくなり多重量を支える事が出来なくなるばかりか、素早く円滑に動く事が不可能となる。

髪腰股 しょうようこ
 髪はゆるめる、たゆませると言う意味。尾間中正、円脳の姿勢を保ちつつ、腰を常にゆるやかな状態にしなければならないと言う事である。
太極拳の力は、全て腰を中心として生まれる。腰をゆるやかに、波に漂う水藻の如き状態にる事が大切。
腰は全身の要(かなめ)である。腰を主軸とし、全身をいざなう。

虚実分明 きょじつぶんめい
 虚と実を明らかに分ける。太極拳に限らず、全ての武術、スポーツにおいても、一方にカが働く際に、その正反対の方向へも、同量の力が働く事が要求される。例えば歩形の場合、体重がかかる足が実であり、体重がかからない足が虚である。双方を明確に分け、決してどっちつかずになるべからずの指示である。

立身中正 りっしんちゅうせい
 全身を左右前後に傾ける事なく、真直に保っ意味。
全身を偏りなく重心に乗せた正確な姿勢は、常に頭頂が垂直に立つ。
頭の中心に糸をつけ、宙に引き上げたと仮定し、そのままの姿勢で持ち上がる姿勢が正しい。

 立身中正が保たれている正しい姿勢。全身が重心の真上に偏りなく位置している。

 立身中正からはずれた悪い姿勢。頭のてっぺんに糸をつけて持ち上げても、そのままの状態はもちあがらない。

 立身中正の状態。前後の均衡が保たれている。

 初心者が犯しやすい過ち。体が前に傾斜し、重心に正しく乗っていない。
 この様な姿勢は不安定で大きなカを発揮出来ず健康上も好ましくない。


身体内部及び動作の要領

気沈丹田 きちんたんでん
 「丹田」とは中国医学でいう意識が集まる箇所で、人体に.三ケ所存在する。この内の下丹田、つまりヘソの下、下腹部に意識を集中させる事。
大きな力を発するには、下腹に力を入れなければならない。( 図)
太極拳における基本の呼吸は腹式呼吸である。即ち鼻腔より吸い、肺を通過させ、丹田に吸収する様に吸い込み、その際に下腹部をふくらませる。
吐く時には、体内の不純なものを全て体外に放出させる様な気持で吐き、腹部をゆるめ、へこませる。健康上にも、この腹式呼吸が望ましい。
なお太極拳の場合個々の技の開始時に吸い、技をきめる時に吐く事が原則である。
呼吸は深く長くを理想とする。( 図)

上下相随 じょうげそうずい
 身体上部と下部とはそれぞれに、あいしたがい動かねばならない。
太極拳の場合呼吸と歩形・手形は同時にきまらねばならず、丹田を中心に月当部(股)と肩、ももと腕、膝と肘、すねと二の腕、足首と手首、足底と掌が連動しなければ、正しい技の力は発生しない。
初心者は時として手、足がバラバラに動くが、この上下相随の要領に基いて動く事が大切。

相連不断 そうれんふだん
 「あいつらなってとぎれる事なし」の意。太極拳の技法は、長江(揚子江)の流れの如く、浴々として停まらず、速度を一定に保ち、個々の技法に区節があってはならない。
初心者にはむつかしいが、武術としての力の発、除、身の進・退、この相連不断がなければならない。健康上にも自律神経の機能を高める。

動中求静 どうちゅうきゅうせい
 「動作の中に静けさを求める」の意。弱々しくせよとの意味ではない。
各1法の動きは、静かに、そして意識を張りつめて行わなければならない。そこに意識の集中が生まれ、「気を練る」結果となる訳である。

用意不用力 よういふようりょく
 「意を用いて、力を用いず」の意。
いたずらに力にたよる事なく、精神を力が働く部分、方向へ集中し、それにより大きな力を生み出す事の要領で、動中求静とあい伴う要領である。

内外相合 ないがいそうごう
 身体内部(呼吸、意識)と外部(骨格、筋肉は相合せねばならない。
気を丹川田に沈め(集中する〉、視線は力が働く方向をとらえ、意識を集中し、技のきまりと共に呼吸を終了し、全身を重心に正しく乗せ、虚実を明確にし、全てを相合させる。
この内のどれかが欠けても、正しい技法は戎立しない。文章、図解にて説明する事は困難であるが最も重要な課題である。即ち全身の調和である。

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